【人間関係を見直す②】妄想性障害

みなさんは、「妄想性障害」という言葉をご存知でしょうか。

愛されているという妄想

を抱く精神障害で、一般的に「エロトマニア妄想性障害」といわれています。
今回は、この障害について「純粋型」「混合型」に分けられているとした、
フランスのクレランボー精神科医による説を、お話しいたします。

実際には全く恋愛対象とされていない

…それなのに、相手が自分に恋愛感情を持っていてしかも相手の方が自分よりも
真剣な感情を持っている、と 一方的に強く思い込む妄想 です。 
もしかすると、幼いころに 身近な人から 精神的な抑圧を受けたことで
「うぬぼれた小心者」になってしまったことが原因かもしれません。 
なぜ、そのように思い込んでしまうのでしょう。 
感情的な原因となる要素は、大きく分けて「欲求」「思い上がり」「期待」です。

妄想の源泉はではなく、「性的慢心」です

相手から冷たくされると、相手を貶めて自分の恋愛感情を否定するなど、
異性関係で自分が優位に立とうとすることが特徴です。

「純粋型」の症状

最も明確で、激しく、 情動的な自意識があると言われています。
相手の方から始めたと言い張ったり、相手を非難・中傷する性癖などです。
妄想の対象は基本的に一人としていて、 同じパターンで繰り返し再現されるような 一貫性のあるものが多いです。 他の精神科医によっても、「シャイで臆病な性格」「過敏で自己言及的」「弱気、内気」といった指摘がなされています。

「混合型」の症状

純粋型に比べて感情的な部分は弱く、 行動も控えめです。 空想の作用があります。 恋愛対象が変わっていったり、同時に複数であったり、テーマが形を変えていったりします。対象が全く空想上の人物である場合や、さかんに手紙のようなものをかきながらも、相手がいなくても気にかけない…という場合もあります。

みなさんは、ご自身の親子関係・友人関係・恋人関係・夫婦関係において

「現実の関係」と「相手を支配する慢心」

どちらを感じたことがありますでしょうか?

いずれにしても、お相手と関係を築くときには 必要以上に相手を恐れずに、
対等であるということを前提にした 相互理解に努めることが大切です。
これらの妄想障害が悪化して、 自尊心の回復のために相手を攻撃し征服することは 虐待やDVにつながると考えています。

ご自身においてもお相手においても困難や違和感を感じるようでしたら、
一度立ち止まってみていはいかがでしょうか。

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